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FXのMT4用自動売買EAの作り方は?プログラムの主な種類や、注意点まとめ。

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「FX自動売買のEAとは?」
「FXのMT4用自動売買EAの作り方について知りたい。」
「FXのMT4EA自動作成ソフト(EAエディタ)の使い方について知りたい。」
「FXのMT4用自動売買EAプログラムの主な種類は?」
「FXの自動売買を利用する上での注意点について知りたい。」

本記事では、FX自動売買のEAとは何であるのかや、MT4用自動売買EAの作り方、MT4EA自動作成ソフト(EAエディタ)の使い方、MT4用自動売買EAプログラムの主な種類、自動売買を利用する上での注意点について解説します。

FX自動売買のEAとは?

FX自動売買のEAとは、Expert Adviserの略で、トレーダーの代わりに自動的に取引を行うプログラムです。エントリーから決済までを自動で行う完全自動型や、決済のみを手動で行う半自動型など、様々な種類があります。

MT4用のEAの作成は、実はとても簡単ですが、「EAは自作することが重要」になります。まず「EAの自作は難しくない」ということをお伝えしたいと思います。

FXのMT4用自動売買EAの作り方

MT4で使用するEAは、MT4のプラットフォームである「メタエディター」で開発します。プログラミング言語は「mql」と呼ばれる専門言語です。

世の中には多くのEAテンプレートが存在しているので、一から全て自分でコードを書く必要はありません。既存のEAをカスタマイズして完成させるのが、一般的です。

しかし、全く新しいロジックを一から作り直すとなると、ほぼ全てを一から書き直す必要があるので膨大な作業量になり、本当に時間をかけたいロジックの検証も難しくなります。しかし、これらの問題を解決できる、非常に便利なEA作成ツールがあります。

EA自動作成ツールは、あらかじめ用意された項目から売買ルールを選択・入力し、最後にボタンをクリックするだけでプログラミングなしで、EAを作成できる素晴らしいツールです。複数のインジケーターを組み合わせた、高度なEAも簡単に作成できます。

EA自動作成ツールはいろいろありますが、今回紹介するのは「MT4EAエディタ」です。

MT4EAエディタは、日野ソフトウェアが販売しているMT4用のEA作成ツールです。MT4標準搭載の指標に加えて、自分で追加したカスタム指標も、組み合わせることができるので、高度なプログラムも簡単に作成できます。

また、多くの設定項目がプルダウン形式で表示されるので、迷うことなく、ガイダンスに従って操作できるので、初心者でも直感的に操作できます。

FXのMT4EA自動作成ソフト(EAエディタ)の使い方

それでは、EAエディターの使い方を簡単に説明したいと思います。インストールや初期設定については、ソフトに付属のマニュアルにわかりやすく説明されていますので割愛します。

EAの具体的な作成手順を、説明した方がわかりやすいと思いますので、以下のロジックでEAを作成する手順を説明します。

トレードのロジック

  • 5日移動平均線が25日移動平均線を上から下に交差したら買い、下から上に交差したら売り
  • 100pipsの利益または50pipsの損失が出たらEAを終了

いわゆるゴールデンクロス、デッドクロスを利用したシンプルなロジックです。

手順

①EA名、開発者名、バージョンを入力する

EAエディターソフトを起動し、新規EAを作成するか、既存のファイルを読み込み、画面が表示されたら、EA名、開発者名、バージョンを入力します。EA名は「MA_CROSS」とします。

②インジケーターのパラメータの設定

「次へ」をクリックすると、画面が表示されます。売買ロジックで使用するインジケータを選択し、インジケータのパラメータを設定します。

今回は移動平均の期間を5と25に設定します。

③ロジックと取引条件の設定

STEP2で「次へ」をクリックすると、画面が表示されるので、ロジックを入力します。まずプルダウンメニューで条件式を設定します。

今回はゴールデンクロスなので、クロス条件を指定して、左欄に表示されている指標を指定して条件を設定します。

最後にプルダウンメニューでクロスが「上」か「下」かを指定します。買い・売り条件を設定したら、次に決済条件を設定します。

④決済条件の設定

決済条件は損益の確定値幅なので、決済条件項目が有効になっている買い・売り逆指値注文(売り注文の場合は、売り逆指値注文)を選択します。

選択すると画面が表示され、該当の欄にpipsの範囲と利益か損失かを設定するように求められます。今回は、買いポジション、売りポジションともに利益目標を100pips、損切りを50pipsに設定します。

⑤取引条件の設定完了

MT4プラットフォームの「Expert Advisor」リストに「EA名_debug」というデバッグ用のEAが作成されます。

デバッグ用のEAは機能が限定されており、自動売買が想定通りに実行されるかを確認したり、パフォーマンスの確認を行うものなので、実際の取引には使用できません。

⑥完了

実際の取引に使用するEAの場合は、次へをクリックして移動し、必要な項目を取得した後、現在の仕様のEAを完成させます。

いかがでしたでしょうか。EAの作成はこれだけです。ロジックがこれだけでしたら、5分程度で作成できます。複雑でも30分程度でできるでしょう。

FXのMT4用自動売買EAプログラムの主な種類

次に、売買シグナルの元となる自動売買プログラムの主な種類を見てみましょう。

プログラム型

その名の通り、プログラムされた売買ロジックです。前述の通り、「2本の移動平均線がクロスしたら買い」や「毎朝8時にドル円を買い」など、プログラミング言語を使って機械的にプログラムされた売買ロジックです。

売買ロジックが公開されているものもあれば、非公開のものもあります。取引は一定のルールに従って行われ、設定された取引以外は行われません。基本的には、新規注文から決済注文まで全て自動で行われますが、新規注文のみ自動で決済注文は手動で行うプログラムもあります。

リピート型

特定の通貨ペアを、自動で売買を繰り返す自動売買プログラムです。例えば、20銭ごとに米ドル/円を買い、買値より30銭上がったら売るというプログラムです。一定のルールに従って売買するという意味ではプログラムの一種ですが、他の自動売買プログラムと区別して注目されているため、このように分類されることもあります。

為替市場では、明確なトレンドが発生している時間は、全体の2~3割程度で、残りの7~8割はレンジ相場だと言われています。

リピート注文はレンジ相場に強い売買手法ですが、その都度、売買画面で大量の注文を設定しなければならないので手間です。そのため、自動売買の「リピート注文」が注目されています。

「みんなのシストレ」で人気の自動売買プログラムは、リピート注文タイプです。中でもメキシコペソ/円やトルコリラ/円など、高金利通貨のリピート注文は、スワップポイントによる収益も期待できるので人気です。

トレーダー型

実際にFX取引を行っている個人投資家の取引をもとに、売買シグナルを生成します。実績のある個人投資家の取引をもとに注文を出すので、初心者でもプロの様な取引が可能です。

個人投資家は、相場が急変した場合でも柔軟に対応できます。ただし、選択したトレーダーのパフォーマンスが急に悪化し、損失が拡大するリスクや、トレーダーが突然取引を停止するリスクがあります。

FXの自動売買を利用する上での注意点

定期的にシステムの監視と更新を行う

自動売買のシステムを構築したら、そのままにしておくのではなく、定期的にシステムの監視と更新を行う必要があります

相場変動や新たな経済指標などに対応できるように、取引結果をチェックし、必要に応じて設定を見直しましょう。また、システムの稼働状況や取引結果を定期的に確認して、必要に応じて、設定の見直しを行うことも重要です。

徹底したリスク管理

自動売買を行う際には、徹底したリスク管理が重要です。リスクを最小限に抑えるためには、損切り水準の設定や、ポジションサイズの制限などの対策が必要です。

急激な相場の変動にも冷静に対応できる様に、リスク管理のルールを明確に定めておきましょう。

バックテストとフォワードテストを実施する

自動売買システムを導入する前に、バックテストとフォワードテストを実施することが重要です。

バックテストは過去のデータを用いてシステムの有効性を検証するもので、フォワードテストは、実際の市場環境でシステムをテストするものです。こちらによって、事前にシステムのパフォーマンスを把握して、必要な調整を行うことができます。

サポート体制の確認

自動売買システムを選ぶ際には、サポート体制の確認も重要です。技術的な問題やトラブルが発生した際に、迅速かつ適切なサポートを受けられるかどうかを確認しましょう。

サポート体制が整っていれば、安心してシステムを運用することができます。

VPS(仮想専用サーバ)の利用

VPS(仮想専用サーバ)とは、物理的なサーバを仮想的に分割して、独立したサーバとして利用できる技術です。

  • 24時間稼働: 自宅のパソコンを使わなくても24時間システムを稼働させることができるので、夜間や週末の取引チャンスを逃しません。
  • 安定性と安全性:高性能のハードウェアと安定したネットワークにより、ダウンタイムが減少し、取引の安定性が向上します。さらに、高度なセキュリティ対策により、顧客のデータの安全性が確保されます。
  • トラブルシューティング:VPSは停電やインターネットの問題の影響を受けにくく、リスク管理が向上します。

つまり、VPSを使用して自動取引システムを安心して稼働させることができます。

まとめ

FX自動売買のEAとは何であるのかや、MT4用自動売買EAの作り方、MT4EA自動作成ソフト(EAエディタ)の使い方、MT4用自動売買EAプログラムの主な種類、自動売買を利用する上での注意点について解説しました。

本記事を参考に、FXのMT4用自動売買EAを作成してみてください。