「初心者にとって最強のFXインジケーターとは?」
「おすすめのトレンド系とオシレーター系の最強のインジケーターは?」
本記事では、初心者にとって最強のFXインジケーターや、おすすめのトレンド系とオシレーター系の最強のインジケーターなどについて解説します。
初心者にとって最強のFXインジケーターとは?
初心者にとって最強のFXインジケーターは何でしょうか?
それは、移動平均線(MA)と言われています。
移動平均とは、一定期間の終値の平均値のことです。トレンド系指標の中でも最も有名な指標です。
指標を選ぶ際の基本的なルールは、誰もが知っている有名な指標を使うことです。その理由は、多くのトレーダーが実際に有名な指標を使用しており、エントリー判断の基準としているからです。
一方で、あまり知られていない指標を使用することには、デメリットもあります。使用しているトレーダーが少ないため、機能しない可能性があるからです。
有名な王道のFXインジケーターが最強な理由とは?
「インジケーターがたくさんありすぎてどれを使えばいいの?」と思っている方もいらっしゃると思います。
やはり、有名な指標を使うことをおすすめします。なぜなら、多くの人に認知されている線なので、その周辺に取引が集中しやすく、実際の値動きにつながりやすいからです。
一方で、マイナーなインジケーターは注目度が低いので、取引の根拠にするのは難しいでしょう。インジケーター選びに悩んでいる方は、本記事でご紹介しているインジケーターを使ってみてはいかがでしょうか?
トレンド系の最強インジケーターおすすめ3選
トレンド系の最強インジケーターのおすすめは、「移動平均線」、「ボリンジャーバンド」、「一目均衡表」(いちもくきんこうひょう)です。
数あるトレンド系指標の中から、初心者からプロまで使える厳選した3つのインジケーターをご紹介します。
- 移動平均線
- ボリンジャーバンド
- 一目均衡表
順番に紹介していきますが、まずは最もシンプルである移動平均線から。
移動平均線
移動平均線とは何でしょうか?移動平均線は、トレンド系指標の中でも最も基本的なもので、昔から多くの人に愛されてきた指標です。
一定期間の平均値を結んだ曲線で、その曲線の方向を見ることで、トレンドの方向性を確認することができます。
使い方の例としては、短期・中期・長期のトレンドを3本の線で表示して、トレンドの転換点や継続性を確認するのに有効です。短期線が長期線を交差するゴールデンクロスは、トレンドの転換点として多くの人が知っているものです。
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドは、移動平均線の進化版で、統計学を用いて値動きの幅を予測するラインを表示します。
「統計学ってなんだか難しそう。」という方も、ご安心ください。インジケーターとは、難しい計算の結果を視覚的にわかりやすくしたものです。
そんなに難しく考える必要はありません。
シグマ(σ)は変動の度合いを示しており、統計学上、価格変動は3σの範囲内に収まる確率が99.73%です。
シグマ(σ)と確率の関係
- 1σ:68.27
- 2σ:95.45
- 3σ:99.73
ボリンジャーバンドが広がると、トレンドが発生しているサインです。バンドが収縮すると値動きが鈍化して、相場が横ばいになります。
ボリンジャーバンドについてもっと詳しく知りたい方にはこちらの書籍がおすすめです。6人の成功した投資家が利益を上げるために用いた手法を紹介しており、短期から長期投資まで網羅しています・
「ボリンジャーバンドを使いこなせばFXはカンタンに稼げる!2022年最新版」
一目均衡表
一目均衡表は、海外では「Ichimoku」とも呼ばれており、世界中で使われている日本のインジケーターです。
特徴は過去・現在・未来に注目して、5本のラインで未来を予測することです。
- 基準線:今の中期トレンド
- 転換線:今の短期トレンド
- 先行スパン1:未来の短期見通し
- 先行スパン2:未来の長期的見通し
- 遅行スパン:過去のトレンドの勢い
2つの先行スパンが描く雲が特徴的です。ローソク足が雲を突き抜けると、トレンド転換のサインになります。
最初は線がたくさん出てきて混乱するかもしれませんが、それだけ情報が多いということです。一目でも、わかりやすい特徴を持っています。
オシレーター系の最強のインジケーターおすすめ3選
オシレーター系の最強のインジケーターのおすすめは、「RSI」、「MACD」、「ストキャスティクス」です。
- RSI
- MACD
- ストキャスティクス
行き過ぎた相場の動きは、いずれ反動が起こります。オシレーター指標で相場の過熱感を見てみましょう。
RSI
RSIは相場の買われ過ぎ、売られ過ぎを判断するインジケーターです。RSIは、買われ過ぎと売られ過ぎの状態を1本の線で表します。
一定期間の価格の変動幅と、方向性を0~100%で数値化し、相場の強弱を判断するのに使われます。
- 0~30%:売られ過ぎ(買い時)
- 70~100%:買われ過ぎ(売り時)
急激な上昇や下落により相場が大きく動いた場合、RSIは機能しなくなり、0または100で停滞することがあるので注意が必要です。
RSIはレンジ相場や、緩やかなトレンドの相場で有効な指標です。
MACD
MACDは、2本の指数平滑移動平均(EMA)で構成されており、トレンド転換を予測する指標としてよく使われます。
指数平滑移動平均(EMA)を使用しているため、相場の変化に素早く反応して、ゴールデンクロスやデッドクロスのタイミングを予測することも可能です。
- MACDライン:短期EMA – 長期EMA
- シグナルライン:MACDラインの移動平均
- ヒストグラム:MACDラインとシグナルラインの差
棒グラフタイプのヒストグラムは、何のために使われるのでしょうか?ヒストグラムが0であれば、クロスが発生していることを意味しています。
また、ヒストグラムが徐々に大きくなっている場合、トレンドが継続している証拠になります。
ストキャスティクス
ストキャスティクスは、RSIと同様に、株価が買われすぎか、売られすぎかを判断するオシレーターです。
RSIとストキャスティクスの違いは、ラインの数です。ストキャスティクスは、2本のラインで構成されているため、クロスで売買シグナルを確認できるのが、特徴です。
ストキャスティクスの分析には、「Fast」と「Slow」の2種類がありますが、Slowをおすすめします。
Fastタイプは反応が早いですが、誤ったシグナルを発する率も高くなります。一方で、Slowタイプは、こちらのデメリットを補っています。
- ファーストストキャスティクス:「%K」と「%D」の2本の線で分析を行う
- スローストキャスティクス:「%D」と「S%D」の2本の線で分析を行う
FXインジケーターは必要ない? 豊富なFX分析ツール
相場分析に使えるツールは、FXインジケーターだけではありません。FX会社の中には、魅力的な分析サポートツールを提供しているところもあります。
未来予測チャート
外為どっとコムの「未来予測チャート」は、将来の値動きを予測するツールです。過去のデータを元に、現在のチャートと似た動きをするチャートを、最大3つ表示します。
相場は、似た動きをする傾向にあるため、分析の材料として活用できます。ただし、必ずしも正確ではないため、参考情報のひとつとして活用しましょう。
ポジション比率
ヒロセ通商の分析ツール「LION FX」では、ポジション比率をリアルタイムで把握できます。
どの価格帯でトレーダーがポジションを取っているかを確認できます。また、どの価格帯で、利益の確定や損切り注文が発動されやすいかを予測するのに、非常に有効なツールです。
こちらは、あくまでヒロセ通商ユーザーのポジション比率であり、全世界のポジション比率ではありませんが、分析の参考にすることができます。
注文比率
ヒロセ通商の取引ツールの「LION FX」では、ポジション比率のほか、トレーダーの指値注文や逆指値注文の価格帯も確認できます。
トレーダーが、どの価格帯で注文を入れているか、利益確定や損切り注文をどこに入れているかが、一目でわかります。
こちらも、ヒロセ通商ユーザーの注文比率であり、分析の貴重な材料になります。
ヒロセ通商について詳しく知りたい方はこちらFXインジケーター活用のヒント
FXインジケーターを効果的に活用するには、いくつかのヒントがあります。
- 複数の時間軸でインジケーターを活用する
- ファンダメンタルズ分析と併用する
これらのヒントを覚えて、より効果的にインジケーターを活用しましょう。
複数の時間軸でインジケーターを活用する
インジケーターは、1つの時間軸だけでなく、複数の時間軸で活用するようにしましょう。これは、分析結果が時間軸によって異なる可能性があるためです。
例えば、短期の時間軸では買いシグナルが出ていても、長期の時間軸では売りシグナルが出ていることもあります。また、複数の時間軸で同じ方向を示していれば、シグナルの強さは増します。
インジケーターを使う際には、常に複数の時間軸を意識しましょう。
ファンダメンタル分析も並行して行う
テクニカル分析と並行して、ファンダメンタル分析を行うことも重要です。このファンダメンタル分析は、指標では予測できないことを予測できるからです。
例えば、指標では米ドルの買いシグナルが出ていても、米ドルの価値を下げるようなネガティブなニュースが流れると、急に売りの勢いが強まります。
取引を始める前に、トレンドに注目し、その国で大きなイベントが開催されていないかどうかを、確認する必要があります。
まとめ
初心者にとって最強のFXインジケーターや、おすすめのトレンド系とオシレーター系の最強のインジケーターなどについて解説しました。
インジケーターを使えば、必ずしも勝てるというわけではありません。しかし、インジケーターの使い方や分析方法を学ぶことで、徐々に利益を上げる可能性が高まります。
今回ご紹介したインジケーターを試してみてはいかがでしょうか?